水メジャー統合

水メジャーVeoliaによるライバルSuez買収案件が最終局面に。

「投資家の朗報、住民の悲報、政府の面倒。」

水道ビジネスは将来キャッシュフローの変動(金融でいうところのリスク)が小さいためDCFの割引率は低い(=株価評価額は高い)一方、高い成長は期待できない(=株式評価額は低い)。
そんな中、ESGというう女神が金融市場に現れ、水ビジネスは環境銘柄として注目されることとなり、安定性に成長性が加わり、金融関係者が興奮する。
そしてモノポリ化によるマージン増加期待で、興奮に拍車がかかる。
そんな彼らの興奮は水道利用者の便益と反対のベクトルを向いている。
政府はメジャーに予めくぎを刺すところを有権者にアピールする。

水広場的に本件を説明すると以上となります。

ただ、水道事業は公的事業のど真ん中に位置し、公的部門が運営すべきであるというのが当方の一貫したスタンスです。

トリチウム早わかり

原発からの処理水に含まれるということで話題のトリチウム。水の専門家の間では水年齢を調べる有効物質としてあまりに有名ですが、一般的にはあまり耳にしません。

まず私達はトリチウムの基礎知識を再確認すること、それにより今回の騒ぎでどのメディアがデマを流しているのかが分かるはずです。

わかりやすいWEBメディアを探していたら三菱総研サイトに簡潔に説明されているページがありました。以下当該ページからの抜粋です。

トリチウムは、日本語で「三重水素」と呼ばれる水素の仲間(同位体)です。水素と聞くと、原子核の陽子一つの周りを電子が回っている「軽水素」を想像される方が多いでしょう。水素の仲間には、原子核が陽子一つと中性子一つで構成される「重水素」、そして原子核が陽子一つと中性子二つで構成される「三重水素」の「トリチウム」があります。

トリチウムは、原子力発電所を運転することで発生しますが、自然界でも大気中の窒素や酸素と宇宙線が反応することで生成されています。水分子を構成する水素として存在するものが多いことから、トリチウムは大気中の水蒸気、雨水、海水だけでなく、水道水にも含まれています。

軽水素や重水素は安定な同位体で放射線は出しませんが、トリチウムは12.33年の半減期(元の原子核の数が半分になる時間)でβ線を出してヘリウム-3に変わる放射性同位体です。

トリチウムは、処理水中で水分子の一部となって存在しています。このため、水の中にイオンの形で溶けているセシウムやストロンチウムといった他の放射性物質とは異なり、トリチウムが含まれる水分子のみを化学的な方法により分離し、除去することは容易ではありません。

福島第一原子力発電所で発生した処理水に含まれるトリチウムを含む水分子(下図のHTOやT2O)の濃度は最大でも1Lあたり数百万Bq(※4)です。これは1Lの処理水に含まれるトリチウムがわずか100ng(n(ナノ)は10-9)(重量の割合にして100万分の一よりはるかに少ない)程度であることを示しています。トリチウムを含む水分子だけを処理水から分離して取り出す方法も開発されていますが、このようなわずかな量のトリチウムを大量の処理水から取り出すには、膨大なエネルギーとコストが必要になり、現実的に利用可能な効率的な分離を行うには、さらなる技術開発が必要となります。


とりあえず今回はここまで。

納品書はいらない

当たり前のように行われている慣行で疑問を感じるものが結構ある。
納品書もそう。例えば当社の場合、国内の種々名水や他社輸入の水を埼玉センターに仕入れているが、商品の箱には納品書入りの袋がべったりと糊付けされており、きれいに剥がれない。出荷も基本的に箱単位につき、外装とはいえできるだけきれいな状態で顧客に届けたい当方としては納品書が煩わしく、ごみも増える。
納品書というけれど、商品を受け取る側でなければ納品された事実を確認できないので、発送者が商品に何らかの紙をつけるのであれば、それらは「発送書」と呼ばれる必要があるでしょう。受注された事実は発注書のRefaxで発注側が確認でき、発注側は当該商品が届いた際にそれらが発注通りか目視することで初めて納品が確認できる。配送途中で破損があったり商品や数量が発注内容と異なる場合にそれらに気付かず受け取った場合、発注通りの納品書が貼付してあれば正しい納品が行われたかの事実誤認を起こす。
Refaxの受注確認に加え、受注者から発注者には請求書も発行され、納品書なくとも複数の確認書類が残る。
納品の証明にならず、ごみを増やすだけの紙が「納品書」。当方の仕入先にはこれから納品書は不要ですとお声がけしていきたいと思います。

空気中の水分を飲料水に

シンガポール国立大学が空気中の水分を取り込んで飲料水にできるというエアロゲルを開発。エネルギーを使わず飲み水をつくる方向性が素晴らしい。

https://www.techinasia.com/nus-creates-aerogel-converts-air-into-drinking-water

寒の水

今日は大寒、従来の大寒らしい冷気と澄空でこの日を迎えました。
各所で寒の水が採水、ご予約された皆様に順次送られます。
寒の水と共に今年を素晴らしい年にと、心より祈念いたします。

アメリカの選挙から

アメリカ連邦議会上院ジョージア州2議席の決選投票と翌6日の大統領選挙結果の議会承認。G州は共和党地盤でもあり2議席のうち最低一つは勝って共和党が上院過半を維持するだろうとの見方が多数派に見えるが、trafalgar groupの年末時点のデータでは民主党候補が逆転している。

そんなことも踏まえ、以下4シナリオと今日時点の当方予想確率。いずれにしても日本が真に独立する機会が到来していると捉えるしかないと思われる。

シナリオ1(予想確率 60%)
大統領、上院議会、下院議会全て民主党。アメリカは怒涛のジャパンパッシングに。

シナリオ2(同30%)
大統領と下院は民主党、共和党が上院過半を死守。オバマ1期の日本軽視再来。

シナリオ3(同6%)
トランプ再選、議会は上院下院とも民主党。トランプの菅パッシング進行。

シナリオ4(同4%)
トランプ再選、上院共和党、下院民主党。アメリカ内戦で外交できず、世界はCCP化が加速。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

令和3年に水広場が注目する水の話題は2つほど;

1. 水の市場化
CMEで水の先物が始まったりと、水で儲けようとする金融関係者は後を絶たず、そんな中で今年はまずコロラドの動向から注目。またこの記事によると、オーストラリアで先行失敗例があり、彼らは90年代にエンロンが起こした事態をイメージしているらしい。https://www.nytimes.com/2021/01/03/business/colorado-river-water-rights.html



2. 水素
EVかFCVかという短絡的な見方ではなく、水素のポテンシャルで新しい産業を拓き経済成長する、明るい未来にかけてみたい。

https://asia.nikkei.com/Spotlight/The-Big-Story/Be-water-Japan-s-big-lonely-bet-on-hydrogen

ドイツから年末の御挨拶

水広場が輸入販売するドイツのエンジンガー・スポルト製造元より、年末の御挨拶と2020年のハイライト動画です。
Frohe Weihnachten and ein Gutes Neues sportliches Jahr!
メリークリスマス&スポーティで良いお年をお迎えください!
<“https://youtu.be/Q9P4liIV27g”>

マゼンタ

アメリカが赤と青で真っ二つになっているようだ。

アメリカだけでない、右派と左派それぞれの色あいが単色鮮明化し、互いが離れていく現象は世界的といえる。

日本でも単色化は政治に限らずあらゆる場面で発露されているように見える。

誰もが一色ではない。世の中そんなに単純ではない、いろんな色が包含されているという根っこの部分が置き去りになっている。

赤と青のアメリカを例に今の自分を例えれば、「マゼンタ(赤紫)」。

赤と青をまぜんなという返しが自分に戻ってくる。洒落で終わる話?!

水の先物の先にあるもの(2)

アメリカのこんな議論が示すように、水がコモディティとして先物市場にデビューの件、水の必要性やコストの差を埋める合理という触れ込みながら、賭場(ないし市場)運営で儲ける関係者や彼らに引寄せられる投資家の目論見で先行きが定まる景色は、本質から離れた要素が牽引するという部分ではCO2排出取引と重なる。

水で生計を立てる身分で言うのもなんだが、水で儲けられるようになったらそれはおそらく社会が崩れた結果と見られる。

https://www.npr.org/2020/12/09/944528452/investors-can-now-bet-on-the-future-of-water-prices-in-california