納品書はいらない

当たり前のように行われている慣行で疑問を感じるものが結構ある。
納品書もそう。例えば当社の場合、国内の種々名水や他社輸入の水を埼玉センターに仕入れているが、商品の箱には納品書入りの袋がべったりと糊付けされており、きれいに剥がれない。出荷も基本的に箱単位につき、外装とはいえできるだけきれいな状態で顧客に届けたい当方としては納品書が煩わしく、ごみも増える。
納品書というけれど、商品を受け取る側でなければ納品された事実を確認できないので、発送者が商品に何らかの紙をつけるのであれば、それらは「発送書」と呼ばれる必要があるでしょう。受注された事実は発注書のRefaxで発注側が確認でき、発注側は当該商品が届いた際にそれらが発注通りか目視することで初めて納品が確認できる。配送途中で破損があったり商品や数量が発注内容と異なる場合にそれらに気付かず受け取った場合、発注通りの納品書が貼付してあれば正しい納品が行われたかの事実誤認を起こす。
Refaxの受注確認に加え、受注者から発注者には請求書も発行され、納品書なくとも複数の確認書類が残る。
納品の証明にならず、ごみを増やすだけの紙が「納品書」。当方の仕入先にはこれから納品書は不要ですとお声がけしていきたいと思います。

空気中の水分を飲料水に

シンガポール国立大学が空気中の水分を取り込んで飲料水にできるというエアロゲルを開発。エネルギーを使わず飲み水をつくる方向性が素晴らしい。

https://www.techinasia.com/nus-creates-aerogel-converts-air-into-drinking-water

寒の水

今日は大寒、従来の大寒らしい冷気と澄空でこの日を迎えました。
各所で寒の水が採水、ご予約された皆様に順次送られます。
寒の水と共に今年を素晴らしい年にと、心より祈念いたします。

アメリカの選挙から

アメリカ連邦議会上院ジョージア州2議席の決選投票と翌6日の大統領選挙結果の議会承認。G州は共和党地盤でもあり2議席のうち最低一つは勝って共和党が上院過半を維持するだろうとの見方が多数派に見えるが、trafalgar groupの年末時点のデータでは民主党候補が逆転している。

そんなことも踏まえ、以下4シナリオと今日時点の当方予想確率。いずれにしても日本が真に独立する機会が到来していると捉えるしかないと思われる。

シナリオ1(予想確率 60%)
大統領、上院議会、下院議会全て民主党。アメリカは怒涛のジャパンパッシングに。

シナリオ2(同30%)
大統領と下院は民主党、共和党が上院過半を死守。オバマ1期の日本軽視再来。

シナリオ3(同6%)
トランプ再選、議会は上院下院とも民主党。トランプの菅パッシング進行。

シナリオ4(同4%)
トランプ再選、上院共和党、下院民主党。アメリカ内戦で外交できず、世界はCCP化が加速。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

令和3年に水広場が注目する水の話題は2つほど;

1. 水の市場化
CMEで水の先物が始まったりと、水で儲けようとする金融関係者は後を絶たず、そんな中で今年はまずコロラドの動向から注目。またこの記事によると、オーストラリアで先行失敗例があり、彼らは90年代にエンロンが起こした事態をイメージしているらしい。https://www.nytimes.com/2021/01/03/business/colorado-river-water-rights.html



2. 水素
EVかFCVかという短絡的な見方ではなく、水素のポテンシャルで新しい産業を拓き経済成長する、明るい未来にかけてみたい。

https://asia.nikkei.com/Spotlight/The-Big-Story/Be-water-Japan-s-big-lonely-bet-on-hydrogen

ドイツから年末の御挨拶

水広場が輸入販売するドイツのエンジンガー・スポルト製造元より、年末の御挨拶と2020年のハイライト動画です。
Frohe Weihnachten and ein Gutes Neues sportliches Jahr!
メリークリスマス&スポーティで良いお年をお迎えください!
<“https://youtu.be/Q9P4liIV27g”>

マゼンタ

アメリカが赤と青で真っ二つになっているようだ。

アメリカだけでない、右派と左派それぞれの色あいが単色鮮明化し、互いが離れていく現象は世界的といえる。

日本でも単色化は政治に限らずあらゆる場面で発露されているように見える。

誰もが一色ではない。世の中そんなに単純ではない、いろんな色が包含されているという根っこの部分が置き去りになっている。

赤と青のアメリカを例に今の自分を例えれば、「マゼンタ(赤紫)」。

赤と青をまぜんなという返しが自分に戻ってくる。洒落で終わる話?!

水の先物の先にあるもの(2)

アメリカのこんな議論が示すように、水がコモディティとして先物市場にデビューの件、水の必要性やコストの差を埋める合理という触れ込みながら、賭場(ないし市場)運営で儲ける関係者や彼らに引寄せられる投資家の目論見で先行きが定まる景色は、本質から離れた要素が牽引するという部分ではCO2排出取引と重なる。

水で生計を立てる身分で言うのもなんだが、水で儲けられるようになったらそれはおそらく社会が崩れた結果と見られる。

https://www.npr.org/2020/12/09/944528452/investors-can-now-bet-on-the-future-of-water-prices-in-california

水の先物の先にあるもの

CMEで水の先物取引が始まる。

水に大きく左右される農業でリスクヘッジができるなどのメリットが指摘される一方、現物決済が現実的に不可能であるなど実務的な課題も山積している。

その目的であればデリバティブの相対取引がより適していると思いつつ、どっちにしてもこの先物の先にあるものが見えてしまい仕方がない。

実務的課題よりずっと大きな問題をはらんでいることに気付く人がどれだけいるか正直心配だ。

信用リスクを機動的にヘッジできると鳴り物入りで金融界にデビューしたクレジットデリバティブが暴走してリーマンショックの引き金になった。自分自身もクレジットデリバティブの専門家として多数のディールをしたが、大手銀行の自己資本比率かさ上げのウインドウドレッシングなど、本質的な解決ではなかった。

水がかつてのチューリップやどこかの地価のようにならないことを祈りつつも、前段の理由で先物市場で大きく育つことはないと予想する。

山田堰

江戸時代、筑後川中流に築造された灌漑設備、山田堰。

それから2世紀、技術は中村哲さんに引き継がれ、アフガニスタンで多くの命をつないた。

中村哲さんは当初現地医療に渡ったとのこと、しかし水無しではせっかくの医療も無駄。普通の医師はそこで引き返すのであろうが、氏は水をつくることを想像し、自力で造った。

人命を救うという目的に対し「専門家」は自分自身を必要条件以上に配置できずに未達成時の言い訳を備えるとしたら、氏は十分条件を俯瞰し事に臨んだ「解決家」であったように見える。であれば別の事業でも成功していたに違いない。

氏が旅立たれてから明日で一年。改めて合掌。