水道の裁定取引

商業施設や病院や学校などの水道大口利用者が経費削減ために水道利用から自家地下水に切り替えているという記事がありました。
これは水道単価の累進性、つまり使えば使うほどリットルあたりの水道料金が高くなる料金設定による自然な流れです。
水を生業とする当方も一時この料金の仕組みを利用したビジネス、大口利用者の土地で井戸を掘って水道を供給する事業について調べたことがあります。
水道料金の累進性により一部の大口利用者は自家地下水の方が安くなるためビジネスが成立、言い方を変えれば硬直的な水道料金体系を利用した裁定取引であり、裏を返せば単価累進性が無くなれば成り立たない事業ということになります。
広義では震災後の日本の太陽光発電事業にも通じる裁定取引です。
で、今後どうなるのか?
累進性を終わらせれば大口顧客はいずれ水道に戻ってくるとして、短期的には水道事業者の収入が減りますので、小口利用者の料金を上げるか別の補填の議論となるのでしょうが、いずれにしても競争の視点が欠けているように思えてなりません。
自家地下水サービスを上回る価値の提供といったものは真剣に考えられているのでしょうか。
単価累進性という制度設計は今の時代に適合しないと考えますが、それを無くした場合の収入減と自家地下水サービスで失われた収入及び失われる可能性のある収入はある程度推測可能なはずですが、そういった分析は行われているのでしょうか?
揚水規制をかけるのは一番簡単かもしれませんが、水道使用者としては、まずは水道の広域連携を期に抜本的な制度設計をレビューして頂きたく思います。

茨城・栃木の水道カビ臭について

茨城県古河市などで水道水にカビ臭があった事案、現在は収束に向かっているようですが、匂いの原因物質のひとつは2-メチルイソボルネオール (2-MIB)といって貯水池などの藍藻類が生成してできるものです。これまで2-MIBによる健康被害の報告は無いとのことで、過剰に心配したり騒ぎ立てる必要はないということです。

苗字のとおりしておけばよかった例

当方と親和性が高いこの方の姓、レスターに居た頃から紹介させて頂く機会を探っておりましたが、まさかこんな形で世間を騒がせているとは・・・!

勿論反省しているに違いなく、今回をきっかけに開き直って頂き、絶対復帰して活躍されることを当方としては信じて応援を続けます。

https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20190410/926631.html

楽天

水広場は当本店サイト以外にアマゾン、楽天、ヤフーに出店していますが、楽天支店の売上が2年程前から減少傾向にあります。

その原因は不明。なぜなら、店舗側が出来ること以外の要素が売上に影響しているからです。店舗としては従前と変わらぬ最大限の努力を継続しています。

商品と価格に問題が無い限り、有人無人リアルネットを問わず全ての「店」はより多くの人の流れに触れることが売上の最大要素。

どの店が人の潮流に面することができるのかは市場側の人為的指標で決められ、恣意性が高く、そのため注文の増減の根っこの原因を店舗側が分析することはできません。

また、管理画面から広告、販促ツールまで、全ては「売上高」の最大化のみ目的とした構造ですので、店舗側の利益の分析ができません。

更に、自社が所有する会社が店舗として一般店舗と市場内競合している根本的な利害相反構造の問題があります。それら自社店舗にはレビュー操作などの疑惑が指摘されてもいます。

半年分の家賃を前払いしている店舗は退店という選択肢が現実的でなく、つまりは楽天で売上を稼ぐしかない心理状況に追い込まれがちであり、当店もその例に漏れていません。

そんな中で経済環境はまれにみる長期デフレですから、店舗側は赤字販売やモンスター的要求への対応など、健康的市場では見られない現象が多発するのも当然です。

ちなみに当店が遭遇した例として、大分前でしたが、コンサルタントの方が当社に来てプレゼンし、「他店はこうして売上が倍々増していきました。貴店も絶対そうなります」と強調、その熱意を信じターゲット属性のメールアドレスを購入し、他の広告も思い切って購入し、数百万円を使いましたが、利益はおろか売上増はほぼゼロ。当社危機的な状況となりました。コンサルタントに電話しても待つだけでつながらず、数日後に「異動」とのことで本件終了。買ったと認識しているメールアドレスへの配信はその後強制的に停止。

個別企業の個別事案なのかもしれませんが、根底にはデフレ経済であろうと思っています。

フライングタイガーのオリジナルウォーター

デンマークから世界に広がった雑貨店、フライングタイガーの日本版オリジナルウォーターの企画製造を請け負い、委託先メーカーの富士山工場でボトリングが終了しました。

インハウスのPETボトル成型、自動検査器が品質を厳しくチェック。

HACCP修了者の観点で観察しましたが、ラインレイアウト、CCP,エクセキューション、記録管理等々、問題なく安全な製品であることを改めて確認しました。

ロシアのプレミアム水


これはロシアのボルガ流域で採水されている水で、まだ日本には入っていません。

トリリニアダイアグラムでプロットするとカルシウム・マグネシウム重炭酸タイプで、水質データからこの水が当該水源地の下をゆっくりと流れる循環型地下水であることがわかります。

用途ですが、食においては肉料理に適し、健康面ではそのカルシウムカチオンと炭酸水素アニオン優勢により、特に中高年の水分補給によいでしょう。

微量元素の扱い

北欧の水メーカーから輸入の打診を受けています。
単語「雨」がその国名の由来らしく、確かに水が豊かな国です。
さて、その水、一般的な分類でいえば中硬水でpH中性~弱アルカリ。
パイパーダイアグラム(トリリニアダイアグラム)ではタイプⅡ(重炭酸カルシウム型)となります。
味は典型的な中硬水で、カルシウムのバランスが味覚的にも好影響を与えているようです。
それらはさておき、この水の「売り」とされているのが微量元素のほうで、具体的にはリチウム、ヨウ素等が含まれているということ。
リチウムについては外国ではその抗うつ作用がそれなりに知られていて、ミネラルウォーター成分として強調されることもあります。以前私のところに海外のグループからリチウム温泉水の製造を打診されたこともありました。
ヨウ素ですが、欧州では不足がちな成分として認識されているようで、ここでもプラス要素(?)としての取り扱いとなっていますが、昆布大国の日本におけるその付加価値はといえば、微妙でありましょう。
おいしい水であることには変わりなく、悩ましいところです。



カルガリの判断

カナダのカルガリ市が水道水へのフッ素投入を廃止してから8年、その間に起こった変化に関する検証が進んでいます。

一部の調査では子供が虫歯にかかる率が増加した結果が出ているという。

現地紙によれば市民は賛否両論。

市の今後の判断に注目です。

バークレー・スプリングス国際ウォーターテイスティングコンテスト


第29回バークレー・スプリングス・インターナショナル・ウォーターテイスティング・コンテストが週末にアメリカ・ウェストバージニア州で開催されました。

私達にも招待状は届きましたが都合がつかず欠席、日曜日に結果が知らされてきました。

概ねカナダの水が健闘しましたが、無炭酸水部門で優勝したのはイタリアのスメラルディーナ。どこかで聞いた名前、数年前にその水のテトラパック版を弊社が日本に輸入していました。。

今回のコンテスト、実は弊社も出品したのですが、残念ながら受賞には至りませんでした。

来年に向けて頑張ります。

台湾MUJIの水:回収の原因

台湾のMUJIで売られている日本のミネラルウォーターから基準値超の発ガン性物質が検出され自主回収となりました。

その発ガン性物質とはBromic Acid、臭素酸で、もともと原水に含まれていた可能性は低く、水または容器のオゾン殺菌・洗浄の副産物として発生した可能性がまず想定されます。

0.02~0.04ppmと思われるその含有率による健康への悪影響は普通の生活をする限りほぼ無いと思われます。

臭素酸基準がミネラルウォーターに適用されたのは比較的最近のことですが、それ以前の製品に当該基準値を超えるものが少なからずあり、しかしそれが原因で消費者がガンにかかった事例を私は知りませんし想像もできません。

従前の基準下で安全を期するために強い殺菌力をもつオゾン殺菌を施すのは生産者側の自然な対処でしたが、最近の規制強化で臭素酸の基準上限値が0.01ppmとなると、現場でのオゾン殺菌の微細な調整が要求されます。

いずれにしろ、たとえば0.04ppmの臭素酸入りの水を毎日2L1年飲んだとして、それが原因でガンが発生する確率は極めて低いということを消費者の皆様には知って頂きたいと願います。

今回もマスコミには事実誤認や誇張のない報道をお願いしたいものです。