表面と中身、やはり中身が大事では?

いろんな水がいろんな容器で店舗に並んでいますが、大事なのは中身。そんな当たり前のことが日本社会では霞んで見えなくなっているようです。

財務省の文書改竄報道で改めて感じた自民党の小泉議員のこと。

小泉議員は役人に全責任を押し付けてはいけないとし政府与党の責任にも言及したと報道されています。

僕ら一般市民には聞き心地よい気風のよいセリフ。でもよく考えるまでもなく、それは当人がやはりポピュリストであった証左。

政府与党の指示で改竄があったかどうかは彼にとってはそれほど問題ではないであろうと透けるのは、指示に関する諸事実が明らかになる前にも関わらず気風をきっておくことは自分という存在を大きく目立たせるという戦術に則してみれば合理的だからかもしれません。

僕の中で小泉議員という人に?がついたのは子育てを社会保険料で支援すると言い出した頃でした。

日本とドイツの社会保険料は企業経営の大きなコスト要因ですが、そのドイツでさえシュレーダーの頃に社員解雇ができる社会に舵をきっています。単に切るのではなく人材流動化という大枠において。

日本の法体系では解雇によるコスト削減は容易でなく、就職でなく就社という多数の実態は流動化への壁であって、社会保険料負担にしても先進国で最も重いグループに属しています。

その社会保険料負担を増やすとなれば正社員比率と賃金が下がる圧力が新たに発生するでしょう。

日本の諸問題の中でも深刻で波及性が高いのが賃金。それが彼の政策で悪化しそれは少子化に拍車をかけ子育てにも間接的に影響することになりかねません。

他方、待機児童が社会的注目を集めているタイミングで独自策としてぶち上げる。 浅薄なポピュリズムここに極まる。

勝手な想像ですがこの方は父親同様、真の政治家が持つ実際的(eigentlich)な目的がおそらく無いのでしょう。

そのあたり、東京都小池知事とも似ていますね。

あるとすれば総理になって国を指揮するぐらいにしか見えませんが、それは政治家たる者の公的な目的意識ではなく個人的エゴイズム。

政治家になることは目的達成への手段のはずですが、政治家であることが目的である議員が日本には多く存在しており、大枠で彼もその中にいるようです。

他方、安倍総理は同じ世襲議員でも目的をもった人だと思われるフシがあります。その目的とは戦後アメリカ属国のように位置してきた日本が真の意味で独立する、ではないかと私には見えます。アメリカと仲良くするのはその遠大な目的に現実的に近づく段階的戦略の一部としてあると。

朝鮮半島が動き出そうとしているからというだけでなく、現状を突破していけるリーダーは安倍さん以外に見当たらないように見えます。

彼のようなお坊ちゃんは個人的に好きなタイプではありませんが、一国の宰相については知人の品定めのような個人的尺度と全く違う公的な次元で評価しなくてよいのでしょうか?

将来小泉総理が誕生していたら、マスメディアに踊らされる愚劣大衆化などの社会成熟性の退化を他方で示すものだと私は思います。

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