先行き不透明なウォーターサーバービジネス

今からウォーターサーバー事業に参入することはお薦めいたしません。

震災後に急拡大したウォーターサーバー市場、その後成長が鈍り、現在は宅配コスト上昇の一方で値上げ以外の増益要素が見えません。

ウォーターサーバーはボトルを回収する2ウェイタイプとボトルを捨てる1ウェイタイプがあります。

水のタイプではざっくり前者がRO水、後者が天然水となります。

相次ぐ宅配業者の値上げは自社配送機能を持たないワンウェイ業者に直接のしかかります。

12Lの大型容器をさらにもう1本バンドルして全国に配送、その料金が5百円未満(1社の例)という異常な安さが社会的コストの一部であったことはその後の宅配便料金上昇(是正)をアマゾンですら承諾した社会的受容で説明されるはずです。

ウォーターサーバー業者にとってはコスト増、しかしこれまで3方良しの事業構造ではなかったわけで、それが多少なりとも健全化されるのは、日本社会にとってはプラスです。

単体では赤字か収益トントンが大半のウォーターサーバー各社、配送コスト上昇はユーザーに転嫁せざるを得ない事情もあります。

水源をもっているので水事業をやりたい、という小職あての相談はさすがに減りましたが、念のため・・・

 

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