放射性セシウムは深井戸水に届くか?

放射性物質がどこまで運ばれるのか。日本の政府やマスメディアをよそに海外では今後を予想し備える動きが見られる。(下はUKの気象サイトにあるセシウム137の拡散図)

http://www.weatheronline.co.uk/weather/news/fukushima?LANG=en&VAR=nilujapan137&HH=0

我々はお客様に対しその場しのぎの安心づくりをすることなく、最悪の可能性とは何かを示し、合理的にわかりやすく説明し、安全確保を目的とした最善策を提供する必要がある。   

セシウムは本当に深井戸の水脈に到達しないか? 

放射性セシウムは浅井戸水脈には入ると思われるが、深井戸の場合はどうか。多くの天然水が深井戸の地下水を採水している。

放射性ヨウ素の放射能は期間で消える(といわれている)ようだが、放射性セシウムが長期間にわたり放射能を発し続けることは我々放射能の素人でも知っている。信州大学教授によれば放射性セシウムは地下鉱物などに吸着するため一定の深さ以上の地下水脈に入ることはないとのことだ。

水広場とつながっている水源工場のうち、東北地方については、まず岩手の釜石鉱山の地下天然水の放射線検査結果が出た。震災後に採水したもので、セシウム134、セシウム137、ヨウ素131のいずれも検出されなかった。蔵王の検査結果も届いているがこちらも問題が無かった。

現在、雨水に含まれたセシウムが地下水脈にゆっくりと向かっている可能性はあるが、雨水自体が地下深いところに達するまでは何年も何十年もかかる。空気中の当該物質濃度もそれほど濃いとは思われない。しかし、一旦地中に染入ったらその地下水源の将来に不安は残り、今後も出来る限りモニターしていく必要があるのだろう。

ドイツ気象庁の拡散予測を見る限りでは、放射性物質は西日本・九州にも届いている可能性があり、可能なかぎり全国的な対処が望ましいといえる。水広場では取引先水源工場とはできるだけ頻繁に情報のやりとりを続けること。 

One Response to “放射性セシウムは深井戸水に届くか?”

  1. 情趣用品 - 7月 18th, 2013

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