高級紙という名の低級

フェイスブックが胡散臭いことは昨年書きましたが(https://www.mizuhiroba.jp/blog/?p=1299)、たまたまニューヨークタイムスを読んでたらフェイスブックに批判的なオピニオン記事がありました。

世の風が全ての今のマスメディア、叩かれている者をここぞとばかり批判するのはまさに今風のインテリというやつでしょうか。

高級紙ともされるニューヨークタイムズ、上記の例にもれず倫理・知的水準はこの程度。

まずオピニオン記事は必ずしも同紙の人間が書くわけではないとはいえ、誰にどんなオピニオンを書かせるか、または受諾するかは同紙が決めることです。

今回のオピニオン、フェイスブックは事業収益構造がそもそも誤りなので修正させるのではなく、他の媒体がとって変わるべきで、それは有料モデルのSNSかウィキペディアのようなNPOのいずれかが適しているとあります。それはそのとおり、というか周知のとおり。

ただほど怖いものはなし、FBが無料と思いきや個人情報を売り渡した対価のサービスである事にNYTは今気づいたのでしょうか。

水広場的に補足すれば、フェイスブックの事業モデルには排他と分断をもたらす社会的欠陥があること。

そのニューヨークタイムズ、フェイスブックを全面否定した今回の記事を最後まで読んだら(無料で月10件ほど読める)、末尾にこんなリンクがありました。(画像参照)

「ニューヨークタイムズのオピニオンセクションをフェイスブックでフォローする」。

やはり、今気が付いたのでしょう。

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