足元にある危機

東洋経済に食品放射能汚染の現状がレポートされています。森林は放射能が留まりやすく、ジビエやキノコに今でも高い放射線が検出されることがあるようです。

同誌によれば福島から離れているように見える山梨や静岡でも検出されています。事故後に海外のメディアが出した地球儀レベルでの拡散図が脳裏をよぎりました。100キロや200キロといった距離を遠いという感覚だと本質を見誤りそうです。

私達が提供する全国各地の水は勿論定期的に検査を受けたものです。そのほとんどが深く掘った井戸から汲み上げたもの、つまりざっと数十年前に降った雨や雪です(水年齢)。

それらから、仮に福島原発事故による放射能汚染が検出されるとしたら、大雑把にいえば数十年先からとなりますが、その時への備えが必要です。採水時の水年齢がたった⒑歳のことだってありえますので、その場合はあと6年の猶予しかありません。仮に汚染物質が帯水層まで浸透したとしら、6年後には飲用に放射能汚染水を汲み上げる事態となります。

東電や国の責任に、全国の水道事業体や水メーカーに対し、採水帯水層より浅い地点での若い水の検査を徹底することがあるよう思える所以です。

東洋経済では河川の数値も掲載されていましたが、手賀沼、印旛沼周辺、花見川は十分に注意が必要なレベルのようです。

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