龍泉洞地底湖の水 [名水百選]
"リュウセンブルー"に輝く神秘の地底湖

岩泉町にある地底湖「龍泉洞」は日本3大鍾乳洞のひとつで、国の天然記念物にも指定されています。洞の規模は知られている部分だけでも2,500m以上あり、この巨大な自然洞窟の中で複数の淵と地底湖が膨大な水を静かにたたえています。この神秘的な龍泉洞の全容は5,000mにも達する規模であると推定されているようです。入り口から複雑な構造を奥に進むと、第1?第3ホールに分かれた淵と第4の地底湖が現れます。第一ホールは龍宮淵と呼ばれ、その水の透明度は41.5mと、世界一の水準といわれます。第3ホールの地底湖は水深98m、研ぎ澄まされた大自然の恵みであるドラゴンブルーと呼ばれる独特な鮮烈と神秘的な輝きを保つ水を目の当たりにすることができます。

龍泉洞は豊富な湧水量を誇ることでも知られ、湧水は地域の人たちの生活を豊かに支えています。水温は年間を通じ7~10℃に保たれ、石灰岩に触れながら育まれるこの湧水はカルシウムをはじめとしたミネラル成分が多く含まれます。この水をボトリングしたミネラルウォーター「龍泉洞の水」は世界でもモンドセレクションを受賞し、世界に認められ名水といえます。


所在地: 岩手県下閉伊郡岩泉町
交通: JR岩泉線「岩泉駅」下車、JRバス龍泉洞行き「龍泉洞」下車
問い合わせ: 岩泉町役場商工観光振興室 0194-22-2111



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龍泉洞前の湧口の滝 (写真提供:岩泉町役場)
 

左:第1地底湖、右:第2地底湖 (写真提供:岩泉町役場)

 
復興の地を訪ねて (平成27年2月)

平成27年2月、水広場では岩泉町の震災から2回目の訪問を行いました。

ひっそりとした厳冬の中、確実に復興を進める岩泉町を確認しました。

まずは龍泉洞。 大寒から間もないこの時期、一年で最もピュアとなり、神聖な域にすら達すると思われる水に出会いました。

3番目の写真はいわて三陸観光復興プラットフォームのサイトのものですが、どうぞクリックして岩泉の魅力を感じてください。

復興担当の課長さんに現状をご説明頂きました。そして町内を案内して頂きました。写真のホテル、これは岩泉の隣の宮古市にありますが、よく報道されたので記憶にも新しいところ。津波の威力を今でもありありと伝えています。
早坂高原に代表される山と豊富な海産物に恵まれた海。岩泉町、実は日本有数の豊かな郷でした。
茂師(もし)海岸は群青と翠玉色に彩られていました。
最後に、「一本松」。一本松といえば陸前高田の奇跡の一本松が有名ですが、岩泉町には根こそぎさらわれた海岸線の松林で唯一耐えた一本松が、何とその場所で今でも生き続けていました。これが本当の奇跡の一本松というにふさわしいのかもしれません。
PS.寄せ書き。よく見ると内閣総理大臣も書いていますね



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