竜門の清水(りゅうもんのせいすい) [名水百選] 


有田焼の原石に育まれた湧水

佐賀県西部に位置する西松浦郡西有田町、広瀬川の上流域に湧き出る名水が「竜門の清水」。県立自然公園の黒髪山系からの湧水です。この地は有田焼の磁器の原石となる流紋岩の産地であり、その流紋岩にろ過され育まれた湧水が広瀬川の流水をつくっています。
川は静寂に包まれた原生林を下り竜門ダムに辿り着き、西有田町の水源となって地元の人々の生活に密着します。 
この地域一帯には、武勇伝説が残される鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも:源為朝)による大蛇退治の言い伝えが残り、他にも多数の伝説が語り継がれているといわれます。
有志による自然保護活動の実施などにより水質保全が図られ、この名水の自然環境は厳しく見守られています。また、竜門ダム周辺はキャンプ地があり、多くの人たちが水とふれあいながら自然と親しむ光景が見られます。


所在地: 佐賀県西松浦郡西有田町
交通: JR佐世保線「有田駅」下車、タクシーで約15分
問い合わせ: 西有田町役場企画政策課 0955-46-2500

「竜門の清水」の流れ 
(写真提供:西有田町役場)


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