綾川湧水群(あやがわゆうすいぐん) [名水百選]
日本最大の照葉樹林が生み出す湧水群

一年を通じて緑色を保つ常緑広葉樹が茂る「照葉樹林」。 綾町の照葉樹林は中心部の面積が約1,700ha、周辺部を加えると約3,500haの国内最大規模を誇り、その比類なき規模と地球上で北限に位置する特徴などから世界的にも貴重な自然財産といえます。樹林には90種類以上の植物が茂り、山ツツジ、サカキ、山ツバキ、カシなど、様々な樹木がその地上高により3段階の林相が保たれ、全体が美しい景観を呈しています。
この地のいたるところから湧く水が集まり「綾川」となり、深い渓谷美の中を流れます。世界最大規模の歩道つり橋、「綾の照葉大吊橋」が切立った渓谷に架けられており、橋のはるか下を綾川の渓流が下っていきます。綾川には鮎が泳ぎ、江戸時代には「黄金の鮎」 と呼ばれ、島津藩主に献上されていたといわれます。


所在地: 宮崎県東諸県郡(ひがしもろかたぐん)綾町
交通: 宮崎市内よりバスで約45分「綾待合所」下車、タクシーで約20分
問い合わせ: 綾町役場町民生活課 0985-77-1111

綾の照葉大吊橋
綾の照葉大吊橋 (写真提供:綾町役場)

綾川の渓谷 (写真提供:綾町役場)
綾川の渓谷 (写真提供:綾町役場)

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