お鷹の道・真姿の池湧水群 [名水百選]


江戸時代の武蔵野のなごり

多摩川の国分寺崖線沿いにある名水脈。都内にある2つの名水百選のひとつです。崖線下の湧水群は集まって野川に注ぐ清流となっています。
東京都内であることを忘れさせるようなのどかな風光の中にお鷹の道はあります。地元の方々による環境保護により、お鷹の道の脇の小川には蛍も共生しています。
お鷹の道の名前の由来は、江戸時代に市内の村々が尾張徳川家の御鷹場に指定され、それにちなみ湧水が集まった清流沿いの小径が「お鷹の道」と名づけられたとされています。
お鷹の道の中ほどで折れると真姿(ますがた)の池と湧水への道につながります。湧水は木立の中を悠々と流れており、この水は昭和60年に全国名水百選のひとつとして選ばれました。その湧水の脇に、真姿の池が静かに佇み姿を見つけることができます。嘉祥元年(848)、病気にかかり醜くなった美人玉造小町が国分寺の薬師如来に21日間祈り続け、21日目に童子が出現し池で身を洗うよう言い残したといわれ、そのとおりにした小町の病気がたちどころ治癒したとの言い伝えが残っています。


所在地: 東京都国分寺市西元町
交通: JR中央線「国分寺駅」下車、徒歩約15分
問い合わせ: 国分寺市役所経済課商工振興係 042-325-0111

真姿の池入り口
   
真姿の池の隣に湧く清水
   
お鷹の道

■コメント
私の自宅から歩いて2?3分の距離です。毎日湧水を汲んでいます。
東京都国分寺市 キースさん 2007/9/10 

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