秦野盆地の湧水群 [名水百選]

復活した名水

「秦野盆地湧水群」は、丹沢山地で育まれた地下水が秦野盆地の随所に湧き出たもの。
市内「菖蒲(しょうぶ)」地区の浄徳院にある「菖蒲園」では、「浄徳水」、「浄福水」と呼ばれる自然水が湧き出ます。杉林に囲まれた園内では、5~6月にかけて見事に咲き並ぶ菖蒲を観賞することもできます。
秦野駅に近い住宅街の一角には、「臼井戸」とも呼ばれ地元住民に親しまれている「弘法の清水」の水場が佇みます。弘法大師に関連した水の伝説は全国に多数残されていますが、大師が底のない臼を置くようにとの指示を下しそれに従ったところその場から泉が湧き出した、というのがこの水にまつわるもの。
環境庁により名水百選に指定された後、平成元年にこの弘法の清水に汚染物質が発見されましたが、市は全国に先駆けて「地下水汚染防止及び浄化に関する条例」を施行し、地元企業との公民協働による長期かつ懸命な土壌調査と浄化努力を経た後に条例基準全てを満たすまでの浄化を達成、平成16年には「弘法の清水名水復活」が宣言されました。水場の脇を自転車で通る中学生が「この水ってうまいんだぜ」と仲間に話す姿が印象的でした。


所在地: 神奈川県秦野市


浄徳院の菖蒲園内の風景
   
住宅街にある「弘法の清水」
   
復活宣言
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