さて世界の名水を求める旅シリーズ東欧ルーマニア編、最終回の今回は水とは関係ありませんがルーマニア第二の都市ブラショフとドラキュラ城を訪れます。
ブラショフ:快適な山麓都市
中世の時代にドイツ人(当時のザクセン人)により造られた街ブラショフを今回初めて訪れました。最初の印象としては緑豊かな観光都市といった感じです。この場所はカルパチア山脈の麓に位置しており、スキーやハイキング客の拠点にもなっていることもあって静かな中にもうきうきとする高揚感が伝わってくる雰囲気があります。高原リゾートによくある涼しく透明感あふれる空間に満たされているというか、とにかく非常に快適に過ごせる都市です。ちなみに今回同行してくれたルーマニア人の友人のお気に入りでもあり、彼は首都ブカレストで働きながらもマンションを買ったのはブラショフでした。
ブラショフの朝
別荘地のような雰囲気
ブラショフの見所のひとつに黒の教会をはじめとする歴史的建造物がありますが、時間が限られた今回はぶらり散策に徹してしまい(?)このニュースレターでも端折ることになってしまいました。。。
旧市街の風景
出所(ブラショフ観光局)

ドイツ風レストランでフォークロア
ドイツ人がつくった街らしく、一番有名なレストランもケラー風の構造がドイツっぽさをそれとなく醸し出しています。ドイツのケラーレストランとの大きな違いはルーマニアの伝統音楽とダンスのショー(フォークロアショー)があることかもしれません。それと赤白両方の世界的産地である優れたルーマニアワインを楽しむことができました。ひとつ不思議に思ったのは見たり飲んだリースリングがみなイタリアン・リースリングと言われるものであったことです。。個人的にはドイツ産の方が美味しいと思いましたが果たして実際どうなのでしょうか。

ブラショフ関連の参考URL
世界の車窓から http://www.tv-asahi.co.jp/train/contents/east_europe/0723.html
ブラショフ市公式HP(英語) http://www.brasov.ro/indexeng.php3
ドラキュラとブラム城
ルーマニアといえばやはりドラキュラは欠かせません(個人的に)。吸血鬼ドラキュラは20世紀にアイルランドの作家ブラム・ストーカーが作ったフィクションですが、この怪物のモデルとなったヴラド3世という人物が15世紀に実在しました。
この人は現在のルーマニア中南部ワラキア地方、当時ワラキア公国を治めた領主で、数多くの敵や犯罪者を串刺しにした(らしい)ことがじわじわと西ヨーロッパに伝えられる過程でその残酷なイメージが勝手に増殖していったのが真相らしいことが今回の旅行を通じて分かってきました。現在のルーマニア国内での評価は厳格で不寛容な王様とオスマントルコから祖国を守った英雄像の二つのイメージが入り混じっているらしいです。
ドラゴン(ないし悪魔)の子供を意味するドラクラをとって国内ではヴラド・ドラキュラ公と呼ばれていたと聞きました。
ちなみにドラキュラとはルーマニア語で悪魔(ドラクル)の子を意味すると現地の友人に教えてもらいました。

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