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世界名水紀行 ハイランド・スプリング スコットランド
イギリスのトップブランド、ハイランド・スプリング
国産銘柄として英国市場のトップシェアを争うハイランド・スプリング。フランス産の輸入天然水銘柄が市場を跋扈(ばっこ)する中、スコットランド・ハイランド地方の自然の恵みをボトリングしたハイランド・スプリングは、イギリスナンバーワンの名にふさわしい活躍をみせています。
ハイランド・スプリングの水源地はグレンイーグルスの故郷でもあるブラックフォード。ブラックフォードのあるパースシャーは、ハイランドとローランドの両方の要素を併せ持ち、森林、峡谷、湖、丘陵が不規則に連なる地域です。
ハイランド・スプリングの採水地の土壌環境は徹底して保護されており、源泉周辺2000エーカーは農薬類の散布は勿論、農作や建造物建築が許されず、その努力により公的オーガニック認定機関である英国土壌協会から認定を受けているといいます。
スコットランドのみならず英国の代表的な水として、世界中のバーやホテルでよく目にするが、以外にもその歴史は浅く、デビューは1979年、認可後にナチュラルミネラルウォーターと名乗り始めたのは1985年のことです。
2000年以上にわたるヨーロッパの鉱泉史でスコットランドに関する記述は希薄と感じます。その通りであれば、それはローマ人による征服が無かったことが原因かもしれません。ストーンヘンジ近くのウィルスシャーで井戸が発見されるなど、ローマ人より遥か昔に、ブリテンの地に豊かな鉱泉文化があった事は示唆されているようです。
スコッチのチェイサーの定番
スコットランドといえばウィスキー。ウィスキーは水が命、スコットランドの天然水がマザーウォーターとなり作られる数々のシングルモルトの名品はご存知のとおりです。
ハイランド・スプリングの硬度は143mg/L。一言でいうと日本の水より硬く、ヨーロッパ大陸の水より多少柔らかいということになりますが、味やウィスキーとの相性は単に硬度で計れないことは明白です。
地元の恵み同士だけが共有する特別なつなぎがあるのでしょうか、スコッチにはハイランドスプリング、それが世界の定説です。
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