1997年ヴィンテージ

熟成樽はバッチ1同様、リチャーしたオロロソシェリーバットです。2度ウイスキーを熟成した後、サードフィルとなる今回の前に、再度チャー(樽の内側を焦がす)し直し、樽の持つ熟成作用を高めています。加水、カラーリング無しのナチュラルな状態でボトリングしています。トーストしたマシュマロのような甘い香りと、塩気を含んだチョコレートのリッチな味わいで、程よくピートが効いています。

色:アンバー

香り:クリーミーなバニラ、赤いリンゴ、バナナ、オレンジ、ピートモス、トーストしたマシュマロ、塩気より甘い香りが前面に出ています。

味:芳醇で塩辛い。マーマレード、ホワイトチョコ、オートケーキ、土っぽい、シェリーカスクらしいマーマレード、チョコレートのフレーバーに、オートケーキと土っぽさとピーティさが複雑に入り混じり、フィニッシュは甘く温かみのある余韻が長続きします。

2001年ヴィンテージ

まずその熟成感、凝縮されたフレーバー、そして完成度の高さに驚かされます。その芳醇な香りは、クリーミーなバタースコッチとパイナップルグミで、口に含んだ瞬間にバニラが弾けるようです。その後、バタースコッチソースをかけたトロピカルフルーツ、塩、そしてフィニッシュにかけて焦がした木の様なスモーキーさが出てきます。8年を過ぎたところですが、貫禄は既に十分です。

一緒に買いたい!

スティルウォーター (チェーサー、水割りに)		スパークリングウォーター (上質なハイボールに)
ディーサイド	エルセンハム	ゲロルシュタイナー