エビアンの採水地

エビアンの水源は、モンブランの麓にあるレマン湖畔の「カシャ水源」です。 この水源のある街「エビアン・レ・バン」は、水の都として古くから親しまれており、健康と美容に敏感なセレブリティ達に愛され、スパリゾートとしても歴史のある街です。

標高約850メートルに位置する採水地周辺は、厳しいEUの基準に基づき、あらゆる汚染から保護されている地域です。氷河期に形成されたこの地層は、とても高いろ過能力に恵まれた層と不浸透性の粘土層によって構成されています。

「エビアン」の採水地の地層は地質学的にいえば、新生代のアルプスでの最終氷河期、ビュルム氷河期に、ローヌ河が前進した際の地層です。下層の氷成堆績物と上層の氷成堆績物(氷礫土・ひょうたくど)の間が河床や三角州の砂土から成る鉱物質の帯水層になっています。

さらに採水口付近の下層の氷成堆績物の下には、非常に古い氷成堆績物に重なる 氷礫のベースと新生代以前の岩石の地層があります。

こうした地層のフィルター効果で「エビアン」は、類まれなる理想的なミネラルバランスで、一定の温度を保って湧き出る水として採水されるのです。

エビアンのボトリング技術

1日に500万本以上ものボトリングが行われる十数室のボトリングルームは、フィルターを通した空気をわずかに加圧して噴射するなどの厳重な衛生管理によって、外部からの汚染をシャットアウトし、清潔で安全な室内環境を実現しています。

エビアンの歴史

1789年にドゥ・レセール侯爵の腎臓結石が「カシャの泉」の水で癒され、エビアンの水の評判がフランスはもとより、ヨーロッパ中に広まりました。1826年にサヴォア公国によって、エビアン水のボトリングが公認されました。

こんな方/こんな時に特におすすめ

・適度な硬度302のこの水は硬水に慣れていない方でも無理なくお飲みいただけます。

エビアンをおすすめする理由

・カルシウムとマグネシウムの絶妙なバランスを味わえます。

・中硬水のこの水は、カルシウムやマグネシウムをしっかり補給できます。